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2015/08/24

電気通信大学栗原聡教授を技術顧問として招聘

人工知能開発の推進力強化

株式会社オルツ(代表取締役:米倉千貴、所在地:東京都江東区)は、世界初のパーソナル人工知能(以下 P.A.I.)となる「al+(オルツ)」を研究開発している企業です。

今後の更なる技術面を向上させるため国立大学法人 電気通信大学教授 栗原聡氏を技術顧問として招聘したことをお知らせします。

このたびの顧問就任により、統合的な人工知能開発の環境およびその設計について栗原氏の指導を受けることとなります。栗原氏の同分野における専門性と高度な知見は、弊社の人工知能開発の推進力となるものと考えております。

 

栗原 聡氏について

 

国立大学法人 電気通信大学 教授
工学博士

国立大学法人電気通信大学大学院情報システム学研究科教授。慶應義塾大学大学院卒。NTT基礎研究所、大阪大学大学院情報科学研究科/産業科学研究所を経て2012年より現職。博士(工学)。人工知能、複雑ネットワーク科学等の研究に従事。

著書『社会基盤としての情報通信』(共立出版)。翻訳『群知能とデータマイニング』、『スモールワールド』(東京電機大学出版)等。大阪大学招聘教授。ドワンゴ人工知能研究所客員研究員。人工知能学会理事並びに学会誌編集長。日本ソフトウェア科学会理事。

 

就任の背景

 

昨今さまざまな分野で注目度が集まる人工知能は、2027年には4.8兆円の産業にまで成長すると予測されています(ガートナー社調べ)。

同分野に於いてアジア最先端の企業を目指す弊社は、積極的に内外の知見を取り入れていくことを戦略の柱と位置づけています。栗原聡氏には人工知能についての豊富な知見を元に、弊社の人工知能開発環境全体の設計についてのアドバイスをいただきます。

弊社の開発体制の強化を図り、人工知能を利用したより良い社会の実現に向けて邁進して参ります。

 

al+(オルツ)とは

 

al+では、利用者が普段利用している様々なSNSやアプリケーションと連携し、自動的に利用者の思考を学習。アプリケーション上に仮想的な利用者の人格のコピーを生成します。

人工知能エンジンには三段階のレベルが実装されており、各人工知能エンジンの連携が、より柔軟で人間らしい思考を実現します。

また、al+利用者全体の利用動向を常に解析しており、一利用者からは得られない思考についても擬似的な社会から自己学習する機能を有しております。利用者数の増大と共にその思考精度は加速度的に向上していき、それは利用者一個人の思考を学習する精度をも向上させます。

これらの実装により、利用者個人の人格をより正確に再現する人工知能、P.A.I.が実現されていきます。