手束 朗 さん
技術本部 プロダクト開発部 兼 R&D部
チーフAI リードエンジニア
2021年 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科 修士課程 修了。大学院にてコンピュータサイエンスに関わる研究を行う。2018年頃から大学在学中にオルツで開発を始め、その後正式に参画。web、AIを用いた開発などに従事。
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">手束 朗 さん
技術本部 プロダクト開発部 兼 R&D部
チーフAI リードエンジニア
2021年 慶應義塾大学 大学院 理工学研究科 修士課程 修了。大学院にてコンピュータサイエンスに関わる研究を行う。2018年頃から大学在学中にオルツで開発を始め、その後正式に参画。web、AIを用いた開発などに従事。
上田 智子 さん
技術本部 R&D部
AIリードエンジニア
兵庫県立大学 工学部 卒業。ハードウェア業界で論理設計に従事。その後、ベンチャー企業でweb系バックエンドエンジニア、データ基盤開発者として働く。
子供を産んだことをきっかけにオランダに移住し、転職を経て機械学習に関わる仕事に就く。その後、2023年からオルツに参画。
上田さん元々はベンチャー企業でソフトウェア関連の開発、web系のエンジニアとして働いていました。もっと大きなことがやりたくて、その後は有名な会社でいくつかアプリを作ったり、データ基盤の構築と分析業務を行なっていました。その後はオランダに移住し、AI企業で機械学習に関わる仕事を始めました。2023年からオルツに入社し、AIの機械学習の他に、バックエンドの業務も担当しています。
手束さん大学ではコンピュータサイエンス関連の研究をしていました。組み合わせ最適化問題っていうのがあって、そのアルゴリズムの研究をしていたんです。オルツに在籍していた高校の同級生から誘われて、オルツの関連企業で働いていました。大学院在学中からなので、2018年くらいですね。それから、大学院を卒業したタイミングで正式にオルツへ参画しました。
実務で開発をするのは初めてだったんですけど、AI GIJIROKU(https://gijiroku.ai/)とかAIコールセンター(https://aicallcenter.ai/)とか、色々なプロダクトを作ってきました。
上田さん前職で初めてAIエンジニアとして働きはじめました。多くのことを学ばせていただきましたが、プロダクトと研究開発が上手くリンクしていて、かつもっと大規模な開発や最新の研究に触れられる環境に身を置きたいと思い、色んな分野や技術に挑戦しているオルツに興味を持ちました。
最初は住んでいるオランダと日本の企業から転職先を探していました。オルツに決めた理由はオランダ在住でも働けることです。「日本時間で働こう」ということもなく、働く時間もある程度、自由にしてもらっています。全員がほぼフルリモートなのもありがたかったです。フルリモート同士、オンライン上に全ての情報が共有されていて、情報格差がないので疎外感も全くありません。
ただ、入社するまでは「そうは言っても、出勤時間の決まりとか、暗黙の了解的なルールが実はあるんじゃないか」という不安は正直ありました。実際にエージェントへ確認もしましたが、「そういうことはなさそうだ」と言われましたし、働きながらそういった不安はどんどん払拭されていきましたね。
手束さん大学院1年のときから就職活動はしていたんですけど、オルツ以上にピンとくる会社がなくて。オルツの事業についてはずっと関心が高かった分野ですし、最先端の技術に触れられることは魅力でした。そんな中、オルツに在籍している友人に誘われたのが決め手となって、オルツで働き続けることを選びました。
オルツではP.A.I.(Personal Artifact Intelligence…パーソナル人工知能※)とか、面白そうなことやっていて、好奇心を満たせそうだな、というのは率直に感じました。実際にプロダクトを作っていて、世の中に役立つものが作れるといいなと思ったのが一番の理由ですね。
※P.A.I.(パーソナル人工知能)についての詳細ははこちらの記事をご参考ください。
https://alt.ai/news/news-1892/
上田さん今メインでやっているのは、LLM/大規模言語モデル(https://alt.ai/aiprojects/)を使ったマッチングサービス(https://alt.ai/news/news-1892/)です。従来のレコメンドシステムだけでなく、LLMを活用したマッチングを行えるところが特徴です。現在は、過去のマッチングや個人の好みを反映させるための再学習の仕組みや、RAGを用いてより的確な情報を使うための研究を行なっています。
手束さん元々プロダクト開発をしていて、プロトタイピングとかをやっていたんですね。世の中にどんな技術があるのか調べて、どんな風に応用していけるかを考えて組み込んでいったりですとか。最近はPC上の操作をAIに代替させる「alt Polloq(オルツ ポロック)」(https://alt.ai/news/news-2627/)というシステム開発をしています。
上田さん手束さんは1ヶ月くらい前からR&Dチームとの兼任でしたよね。
手束さんそうですね。1ヶ月前に代表米倉からの打診もあり、P.A.I.を作るためにどうしていくかってことを考えるためにプロダクト開発もやりつつ、AIリードエンジニアも兼任することになりました。今後はプロダクト化を得意とする研究開発者としてオルツを牽引していきたいです。
上田さん技術への深い興味もお持ちだし、研究への思いも強くて、手束さんにぴったりのポジションだと思います。頼りにしてます!
手束さんありがとうございます!
R&Dチームの方々は知識の幅がそれぞれ深くて広くて、それぞれの能力を最大化できるようチームを作っていきたいです。
上田さんP.A.Iを作るための要素技術において、幅広く研究開発を行なっています。LLM自体を自社で作っていたり、音声認識、音声合成技術周りの研究も行なっていたり。近年では学習するための計算機リソースの問題がありますが、それを解決するための、分散学習の仕組みと計算リソースのシェアリングを行うための研究開発にも挑戦しています。そうした、多岐にわたる分野に挑戦しているという特徴に加えて、その実現スパンにもチーム内にはグラデーションがありますね。数年かけて研究成果を出すようなミッションを持っている方、数ヶ月でプロダクト化するために論文の再現を行なっている方など様々です。
研究開発と社会実装と、それぞれが得意かつ関心を持っているメンバーが多いのが特徴ですね。自らで新しい技術のアイデアが生み出せたり、P.A.Iを作るためにどういう技術が必要かという観点から逆算して研究開発ができるという点もオルツならではだと思います。
手束さん業務的な部分はまさに上田さんのおっしゃる通りで。
あとはさっき話してしまったんですが、みなさん頼もしい。様々な技術のスペシャリストでありつつ、幅広い知識があるジェネラリストでもある方が多い印象です。世代的には30〜40代くらいの方が多い印象ですね。頼りになるというか。プロダクトチームの方は20代の方が多いと思います。
上田さんただ研究をしているだけではなくて、その予算をどうとっていくのか、その技術をどう活かすかとか、そういったビジネスよりの知見がある方はオルツでも活躍できると思うんです。そういう意味で、経験豊富な年齢層が多いのかもしれないですね。
手束さん確かにそういった側面は強いかもしれないです。それから、R&Dとビジネス側のチームの直接的な連携もありますし、プロダクト側からも相談があったり、とにかく少数精鋭なので垣根がなく、コミュニケーションも活発だと思います。
上田さん働きやすいですし、仕事がしやすいです。リモートでもコミュニケーションがとれてるなと思います。当初はエンジニア採用でもプロダクトマネージャー的な知見・意見も求められることに驚いたことがあります。ただ、そういった知見は今後AIと共存しエンジニアリングを行う上で、必要なことだと思っているので、かえってとても良かったです。コードを書くだけより、もっと創造的なことに頭を働かせる、そういうことをエンジニアとして学べる。そういう会社だなと思っています。
手束さん組織としては、まだ空いているポジションも多いとは思います。研究力を高めないといけない。けれど、技術側とビジネス側を繋ぐ役割を持つ人も必要だと思います。個人的には基本リモートでたまに出社するというバランスがちょうどいいです。開発に関しては集中できるのでリモートがいいですよね。困ったらすぐ通話を繋げてその場で相談したりもしています。出社とあまり変わらない環境になっています。
上田さんあとは資金調達がきちんとできている。エンジニア的に「やりたいな」と思った時にチャレンジできる環境が整っているなと感じます。
手束さんオルツは「創造的でない仕事は自動化、外注化していこう」という方針を徹底しています。同じようなコードを2度も書いたり、運用のための手作業であったり、そういったことを徹底して排除するような仕組みですね。その分、新規サービスの調査であったり、新しい技術を試したり、自分のアイディアを形にすることに使えるんです。創造的な仕事がしたい、そういうのが好きという人には向いていると思います。
上田さんエンジニアが創造的な仕事ができるのは魅力であり、特徴ですよね。私はオランダの時差で働いているので、朝早く働いて昼過ぎくらいに終わります。リリース前とか差し迫った時は別ですが、基本的には自分の裁量でコントロールできています。ベンチャーなので忙しくないとは言えませんが、クリーンな印象はあります。子供が二人いて、それでも働けているので。それもオルツの魅力だなと思います。
手束さんそうですね。私も基本的には定時(10:00-18:00)で上がってます。オンオフはしっかりしつつ、チームや会社全体でのコミュニケーションもしっかりとれてるところは良いなって私も思います。
上田さん同僚との会話も楽しいですよね。雑談の中で、最近発表された論文について議論したり、新しいサービスについて話すこともあり。
手束さん知的好奇心が満たされるというか。
上田さんそうそう、そうなんです。そういうところも含めて、「創造的な仕事に取り組めているなぁ」と感じます。
上田さんまず強いR&Dチームを作りたいです。研究開発はきれいに回っていて、それを魅力に感じて新しい人材も入ってきていて、そこからプロダクトが生まれている。そういう循環ができるようにしていきたいです。それを推進するような役割を担っていきたいですね。今やっているマッチングサービスでも市場をとっていきたいですね。
あとこれは最近二人で話しているんですが、創造的なこと、それを考えるための時間を業務時間に確保できるような、そういうことが福利厚生になるようにしていきたいです。オルツはそれを受け入れてくれる会社だと思うので、実現させていきたいですね。
手束さんP.A.I.を完成させたい。そのために技術を究めたいです。数年前は技術的な精度の問題もあり、暗中模索の状況でした。AIというものの注目度も今ほどではなかった。そんな中でオルツはずっと研究開発をしてきたわけですが、当時と比べると今は状況がかなり変わってきています。
周辺技術も揃ってきており、かなり実現可能なところまできている。AIについて研究開発を続けてきた我々のノウハウもフルに活かして、オルツが理想とする世界を実現させていきたいですね。
上田さんP.A.I.って、モノとしては数年でできそうだなって印象はあります。ただ、多くの人が受け入れられるという点が重要で、難しいことだと思います。オルツはそこが得意だなと思っているので、市場を牽引していきたいです。
上田さん明らかな強みがある方。どこでもいい、どこかに強みがある方がいいですね。他の人に負けない強みがある方は、オルツに向いていると思います。技術がとにかく好きだとか、研究が大好きだとか、そういった気持ちの強い方だと尚のこと良いですね。
それからビジョンに共感してくれる方。共感して、それを実現するために何をしたらいいのかアイデアを出せる方。そこの解像度が高い方に来ていただきたい。ただ「共感した」だけではなく、自分の持っているものでどう実行できるかまで考えられる方にぜひ来てほしいですね。
手束さんそこまで考えられる人は、もう実際に何かサービスを作っていたりしますよね。
上田さんね、私もそう思います。そういう方にぜひ来てほしいなって。
手束さん実際、そういう方がオルツに向いているなと思うんですよね。プロダクトも作っている会社なので、世の中に影響を与えたいという強い意志を持つ方がいいんじゃないかなって。あとは、オルツは精神的に大人な方が多い印象があります。様々な経験や、広い視点を持っている人が多い。そういった面を持っているということはオルツで働く上で重要な気がしますね。
オルツのR&Dチームでは、当然ながら研究分野における深い見識と高い技術力が求められます。それを支える探究心の強さはもちろんのこと、「研究した技術をどう活用するか」「思い描く未来に向かっていくにはどうしていけば良いのか」を考え、具体的に実行できる力も同様に必要です。研究開発と社会実装の両輪を備えることは大変ではありますが、創造的な業務に集中できるオルツの環境はエンジニアとしてのやりがいを感じられると思います。
何よりP.A.I.(パーソナル人工知能)の実現に向けての取り組みは、様々なチャレンジを内包した非常に面白い試みとなっていますし、それがもたらす社会的意義というものは大変大きいです。
世界中の全ての人が自分自身のP.A.I.を持つことによって、労働(Lavoro)から解放され、創造的でアーティスティックな営み(Opera)に没頭する。
自分たちの力で、そうした世の中に変えていくんだという思いを持つ方、ぜひオルツに来てください。