2018/10/02
東京大学大学院情報理工学系研究科 ソーシャル ICT 研究センター 教授 橋田 浩一 (はしだ こういち)氏を顧問として迎えましたので、お知らせします。
かねてより当社は、「データの主権を個人に取り戻す」という見地から、al+ stack(オルツ・スタック)分散型個人データ・プラットフォームを設計・開発してまいりました。これは、個人にまつわるテキストや画像などのさまざまなデータを、暗号化技術およびブロックチェーン技術により、機密性を保ち改竄不可能な状態で保管し、データ主体の本人のみがそれへのアクセスをコントロールできる、非中央集権の仕組みです。
この度、国際的な人工知能の研究者であり、パーソナルデータストア(PDS)の先導者でもある東京大学大学院の橋田教授に顧問として参画頂き、PDSをベースにしたビジネスモデル検討など、より広い観点から個人データに関連する技術・仕組みの深化と実装に取り組みます。
個人データの取り扱いについては、EUの 「一般データ保護規則(GDPR:General Data Protection Regulation)」の施行に際し、日本とEU双方向の個人データ越境流通の枠組が検討されるなど、個人データの国際取引の拡大が期待されています。当社は今後も、al+ stackの提供をベースに、個人データを基にしたビジネスモデルの発展に寄与してまいります。
【橋田 浩一氏 略歴】
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東京大学 大学院情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 教授 1981年 東京大学理学部情報科学科卒 1986年 同大学院理学系研究科博士課程修了 理学博士 1986年 電子技術総合研究所入所 1988年から1992年まで(財)新世代コンピュータ 技術開発機構に出向 2001年から産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター長・情報技術研究部門長などを歴任 2013年より現職 2017年から理化学研究所 革新知能統合研究センター 社会における人工知能研究グループ 分散型ビッグデータチーム チームリーダを兼任 専門は自然言語処理、人工知能、認知科学。サービス科学・工学の一般化としてのソーシャルeサイエンスや知の社会的共創に興味をもつ。