オルツでのキャリア
転職を考えたきっかけを教えてください。
Iさん理系大学院を卒業して、新卒でコンサルティング会社へ入社し、10年ほど設計・製造業を中心に、事業・業務変革のコンサルティング活動に従事していました。大学の研究室では材料の研究をしていましたが、長く仕事をしていく上で、特定のプロダクトに応用範囲が限定されるような技術領域に縛られたくなくて、業界・業種に縛られないコンサルティングという仕事を選択しました。
元々独立を視野にいれて働いていたので、一定の経験を得られたタイミングで独立し、フリーランスとして伴走型で事業推進・プロマネ領域を担当していました。今後5年10年のトレンドを考慮すると生成AIを活用したビジネスが勃興するなと感じていて、最前線に身を置こうとオルツに参画しました。
小村さん私は日米仏のシンクタンクやコンサルティングファームを経て、オルツに参画しました。ライフスタイルに合わせてその時に身を置く場所を考えていたんですけど、面白い仕事がしたいなと。オルツに出会ったのは「刺激的かつ挑戦的な新しい環境に身を置きたい」と思ったタイミングでした。
これまでのご経歴を教えてください。
Iさん2022年11月末のChatGPTのリリース以降、著名人含めて、色々な人が可能性を語っていましたが、ポジショントークの可能性も含めて、しばらく様子を見ていました。オルツに入る前からAI事業に関わっていたこともあり、明らかにクライアント企業の動向が変わってきたのを目の当たりにして、これはいよいよ生成AIを前提にゲームチェンジが起きるなと。それと同時に、伴走型でどっぷりクライアント企業に関わっていると、だんだん視野が狭くなっていく感覚があって。
私は死ぬまで世の中に価値提供できる人であり続けたいので(笑)、これはいかんなと。最先端に身を置き、プレイしていく初心に戻ったような感覚ですね。ちょうどタイミングが良かったと思っています。それが最初のきっかけです。
小村さんオルツカンファレンス2023 (https://youtu.be/Tzd6BzTrTmk) に行って、「この人たちと働くのは面白そうだ」と思ったのがきっかけです。AI各技術の活用方法について独自性があり、パーソナルAIの普及の過程段階で明確に事業化、マネタイズができていることに興味を持ち、オルツのような企業や事業が形成される過程やメカニズムを体感し貢献したいと思いました。
※2024/3/28にオルツカンファレンス2024「 ZEROの衝撃 〜AIと人。変革か隷属か。」を開催いたしましたのでぜひご覧ください。
https://youtu.be/-P9fbVQhXJk
オルツに入社を決めた理由を教えてください。
IさんAI事業に関わっていたのもあり、オルツの存在は知っていました。転職の際にエージェントからオルツを紹介されて、そこからさらに会社について調べたんですよね。調べていくと、技術でもって世の中の仕事の仕方、世の中を変えていくという会社の考え方に惹かれるところがありました。
いわゆる「改善」じゃない。それは小手先のDXでしかなくて。「変革」をAIでやろうとしている。世の中を変えようとしている。そういうビジョンに強く惹かれるタイプなので、とにかく共感を覚えました。今までの経験から最大価値で自身がフィットできるなと感じたのも決め手でした。
小村さん最も難しいAI技術の事業化やユースケース化が成されていることへの興味もありましたし、「自分の価値を最大化せよ」というビジョンやミッション(https://hrmos.co/pages/alt)に強く共感したことも大きいです。元々持っていた自分の考えとオルツのビジョン、ミッション、バリューがとにかく合致したことも一因です。
現在の具体的な業務内容に関して教えてください。
IさんAI DXコンサルとして、ソリューション開発案件のPM一式です。プロジェクト開始からアサインされて、キックオフからデリバリー。顧客に対してAIに取り込むデータをもらって、チェックしてデータを取り込んで学習させて納品して……っていうのを技術側メンバーと一緒にやっています。altBRAIN(https://alt.ai/news/news-2516/)やclone matching(https://alt.ai/news/news-2493/)もですけど、今はマッチングシステムの方が比重が大きいです。クローン同士のマッチングを行うCloneHR(https://alt.ai/news/news-2631/)とか、CloneM&A(https://alt.ai/news/news-2639/)とかですね。
小村さん私はコンサルティング事業の責任者として、日々のエンタープライズのお客様向けのご提案やプロジェクトデリバリーの他、クライアントのビジネス課題を解決するためのAIソリューションのオファリング開発や、新規事業の開拓を行っています。
オルツにおける提案というのは具体的にどのようなものですか?
小村さん業界のトレンドや最新の研究論文を常にチェックし、内部の研究開発チームと密接に連携して、クライアントにオルツのコア技術を活用したソリューションを提案しています。グローバルで競争している企業ですので、最新動向に負けないスピード感をもって、サービスを開発し、その技術をキャッチアップする力、ビジネスへ転換していく力がとても重要です。
Iさん大企業でプロダクトに反映するのに長時間かかることが、オルツでは2週間おきとかのハイペースで進んでいくんです。
小村さん大企業ではアップデートされるまでがとても遅いよね。プロジェクトの中で最先端のAI技術を身につけて、プロダクトに取り入れて提供していく。これはオルツの特徴であり、面白い環境だと思います。技術者や研究者を交えて毎週最先端のAIについて議論などもしているため、自然とAIについてキャッチアップする機会もあります。
Iさん大企業に勤めている人ほど、そこに面白さや魅力を感じると思いますね。だからコンサルも技術の細かいところはさておき、何ができて何ができないのかを把握して顧客と接していかないといけないです。オルツはAIに詳しくない人にも「これをやったら面白いよね」と思ってもらえる提案ができる会社だと思います。
小村さんコンサルにありがちな特定の事業知識だけでなく、AIやIT技術を中心としたエンジニアリングの知見もオルツのコンサルには必要ですね。
お客様がオルツに期待していることや求めていることはどのようなことでしょうか?
小村さんお客様共通で、他社には無いようなオルツの独自価値に期待されています。「AI技術を事業に取り入れよう」「活用しよう」という汎用的なことは、すでに他の企業でもやっています。デジタルクローンであったり、オルツが元々得意な自然言語であったり、音声に関する技術を独自の価値として届ける。そういう独自性の部分が求められていると思います。オルツの先進的なAI技術を活用して、ビジネスの効率化、新たな価値創出、競争力の強化を期待しているんじゃないかなと。
また、オルツでは技術側の共有会を高頻度で行っていて、海外の最先端のAI技術・ツール・他社の動向など常に情報をキャッチアップしています。オルツはそこに負けないスピード感で開発を進めています。プロダクトにどんどん最先端の技術を取り入れながら、グローバルで競争しているのがオルツという会社です。
IさんAIとの関わり方、事業としての活用視点など、他社と違う部分に期待されているのかなと思います。オルツではAIをどう使ったら面白いのかを考えられる。「なるほどね」「こうやって使うんだ」の納得感というか、「技術をこうやって使うんだ」という発想がオルツの強みであり、求められていることかなと。
コンサルティングファームとオルツのアプローチの違いはありますでしょうか?
Iさんそもそもの目的とか、内容が違うなと思います。コンサルティングファームは当然コンサルしかできない。それはそれで価値があるんですが、そこはどんな会社でも変わらないと思います。オルツはコンサルに加えAIという技術も持っている。自分たちで技術を持っているからこそ、主体的で深みのある提案ができると思います。
小村さんコンサルティングファームは戦略的な提案が中心ですが、オルツは戦略から実装までを一貫してサポートし、技術的な深さと実行力に強みがある。社員クローンへ給与支給(https://alt.ai/news/news-2408/)とか、デロイト トーマツとのアライアンス(https://alt.ai/news/news-2394/)とか、独自性の高いコンテンツを提供しているのがオルツです。
自分のクローンを自らが構築していくっていう工程を経ていくので、AIが情報をどう解釈してインプットして、またアウトプットするのかが分かる。それが社員クローンというか、オルツにおける提案型コンテンツの副次的な価値ですね。
また、オルツの提案やソリューション紹介はデモベースでの実施を前提としております。顧客に実体感の伴う提案を価値として提供していること。これは大きな違いだと思います。その反面、プレッシャーも大きくなりますので、当事者としての推進力や自力での成果を創出する力がより必要になってきますよね。
入社して組織や環境について、どう感じていますか?
また、入社する際、不安に感じていた部分はありましたか?
Iさん最初は戸惑うこともありましたけど、リーン経営は合理的で良いなと思いました。ただ、色々なバックグラウンドを持った方がいるので、視野・価値観の共有が垂直にも水平にも上手くいってないと感じることも多いです。まだまだビジョンにもある「ラボーロ」が残っている部分もあるので、我々も徹底的に変革を起こしていかないといけないと思っていますし、世の中にその成果を還元していきたいですね。
小村さん入社前はいわゆるスタートアップのカオスな環境に適応できるか不安もありましたが、実際は杞憂に終わり、自由度が高く、プロフェッショナルな考えが自分に合っていて働きやすいなと。オルツの開放的かつ既定の枠組みに捉われない革新的な文化が合っていました。「この人たちと仕事したい」という直感が当たったという感じですね。
今後、オルツでやりたいことや目指したいものはありますか?
Iさん生み出されたものを顧客に届けるというところを超えて、新しい商材を作るところから関わってみたいですね。
小村さん影響力の強いプロジェクト活動を通じて社会課題の解決に繋がるより良い未来を創造していきたいです。オルツでは既に実施していますが、クローンでの協働を当たり前にし、それを不足しがちなAIやDXリテラシー向上にも寄与させていきたいですね。少子高齢化に伴う労働人口の減少は避けられないですし。デジタルクローンで「労働生産の不足を解消する」っていうのは日本独自のAI活用のあり方として社会的な意義があるなと思います。
Iさん自分もそれは感じてました。「少子高齢化」の課題解消は社会保障の在り方など構造的課題が根深いと感じていて、そこに1企業で切り込むのは現実的じゃない。だからビジネス側として「労働人口の不足を解消する」というアプローチは挑戦する価値があると思います。これは入社のきっかけの一つでもありますね。あの発想も打ち出し方もオルツにしかできないんじゃないかと。
小村さん影響力の強いプロジェクト活動を通じて社会課題の解決に繋がるより良い未来を創造していきたいです。オルツでは既に実施していますが、クローンでの協働を当たり前にし、それを不足しがちなAIやDXリテラシー向上にも寄与させていきたいですね。少子高齢化に伴う労働人口の減少は避けられないですし。デジタルクローンで「労働生産の不足を解消する」っていうのは日本独自のAI活用のあり方として社会的な意義があるなと思います。
※参考記事「オルツ、2030年までにAIクローン5000万人創出を目指し、現行業務のAIへの移行を加速〜日本のGDP10兆ドル達成のために労働人口をAIクローンで補強~」
https://alt.ai/news/news-2523/
どのような方と今後一緒に働きたいですか?
Iさんまず期待を超える人であること。具体と抽象の行き来ができ、解像度をすぐに上げられる人ですね。上のレイヤーの話も分かるし、地味な仕事もちゃんとできる人と一緒に働きたいです。
小村さん抽象論ばかりで中身がない話をしている状態は困りますし、具体論だけで物事をこなすだけでもダメ。両軸を行き来してこそ、実現性と創造性が生み出せるので両輪ある人、そこを大事に出来る人が理想です。
オルツで活躍するためには?
小村さんAIは「習うより慣れろ」が強いです。オルツのプロジェクトはAIを触りながら実活用していきます。ガイドラインや書籍、ネット検索等の安直な方法でAIは理解されがちですが、そのレベルを超えた好奇心と行動力は必須になります。
Iさん以前からプロダクトに対して「どうしてこうなってるんですか」って質問をぶつけて、ノウハウを引き出すことはしてました。それを当たり前にできることが必要です。AIは手段であって目的ではない。目的や目標をしっかり明示した上で、どうやるかの過程を伝えることが大事だと思います。
小村さん「型破り」は「型ありき」です。型がない状態で実現しようとするような人は難しい。
また、好奇心旺盛で新技術や熟考されたアイデアに対してオープンであり、当事者として目標に向かって努力できること、これが満たされればオルツで成果や価値を示せると思います。